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スパルタカス(1960年)

映画『スパルタカス』をちゃんと見た.
このくらいの時代の大作の映像いいよなあと思いながら見た.
背景が絵だったりスクリーンに映した映像だったりしてそこはちょいちょい違和感があるけど,人の群れの映像はこの頃のが一番説得力があると感じる.何が違うんだろう.
単純に人がたくさんいるぞというだけのカットがしっかりあるからだろか.


台詞の固有名詞が現代で,それにあわせて字幕の固有名詞も現代英語ベース.
シーザーとかクラサスとかはカエサルだなクラッススだなとわかるけど,ポンペイウスポンペイになってるのとかは難しい.
「シレシアの海賊」に至ってはシレジア?山ん中だが?と意味わからんかった.これはキリキアの英語読みらしい.
「スペイン」とか「イタリア」とかも平気で出てくる.役者が英語でそう言ってる.
字幕の「アッペンニーニョ山脈」は謎.英語でも普通に apennine mountains と言っていると思う."appennigno" はググっても出てこない.


度々出てくる地図が現代イタリアの地図で書いてある文字がブラックレターか何か中世っぽい文字なのとかフォークとナイフが出てきたりとかはキューブリックっぽくない気がした.
wikipediaによるとキューブリックはこの映画は雇われ仕事と言っているらしい.


有名な「自分がスパルタカスだ!」と次々名乗り出るシーンは何度見てもいい.